多くの耐震補強を手がけたからこそ生まれた危機意識 |
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私と父(大工)は、二人三脚で静岡県の耐震事業(TOUKAI-0)に協力してきました。
地元大井川町内における助成金を利用した耐震診断及び耐震補強工事の半分以上を私たちが手かげています。
(平成16年度末の時点では耐震診断100件以上、耐震補強工事30件以上)
この実績と経験によって得た知識は、耐震課外授業を行う上でも非常に大きな自信となっています。
私は、建築士として耐震診断や補強計画を手がけるだけでなく、現場作業にも積極的に参加しています。
耐震補強は、現場で判断することが非常に多く、補強計画通りに工事が進むことはほとんどありません。 常に現場に身を置くことは、耐震補強工事の場合は特に重要であると考えています。
一方、父は大工として耐震補強工事を手がけるだけでなく、耐震診断時に診断者である私に対して多くのアドバイスや忠告をします。
地震による倒壊の危険性が高いとされている昭和56年5月31日着工以前の木造住宅を数多く手がけていた経験は、 古い木造住宅を診断の際に大きな力を発揮します。
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(お知らせ)
私たちの耐震診断や補強の考え方は、建築知識3月号(2006年)で紹介されています。
もし、興味のある方は、一読して頂ければ幸いです。
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